今回は、似鱚(にぎす)をご紹介します。
名前の由来はキス(鱚)に似ているところから付けられたと言われておりますが、実際は、キスとは全く違う魚です。北陸地方ではメギス(目鱚)とも呼ばれ、春と秋の2回の旬を迎えます。水深約100~200m位のやや深い海底に生息している為、底曳網で漁獲されます。
白身の淡白な味わいは旬になると程よく脂も乗り身が柔らかくなります。新鮮な状態は表面の銀系の色がキラキラとしています。非常に鮮度落ちが速い魚ですので、お早めにお召し上がりください。
撮影風景
撮影現場の裏側を少しご紹介します。
弊社 山本 鮮冷部長と、NHK新潟放送局 の片山キャスターが出演しております。
番組内でご紹介した調理例
ニギスの塩焼き
脂ののった旬のニギスは、塩焼きで食べるのが一番美味しく頂けます。上越地方ではニギスをよく食べる地域で、塩焼きでよく食べられております。
焼く5~10分位前に魚の両面に塩をしてよくなじませます。水分が表面に出てきますので、キッチンペーパーで水気を取ってから魚焼き機に入れて塩焼きにすると美味しく食べられます。鮮度があまり良くないと焼いたときお腹の部分が破けてしまいますので、なるべく鮮度の良い物を選んでください。
ニギスのフライ
白身の上品な味わいのニギスは、フライや天ぷらにするとより美味しく召し上がれます。
ニギスを軽く洗い三枚に下ろしたら軽く塩・を振って下味をつけておきます。小麦粉・溶き卵・パン粉を付けて180℃の油でカラッと揚げます。
ニギスの小骨はフライにするとほとんど気にならなくなります。身のふっくらとした味わいをお楽しみください。
お好みで、ウスターソース・タルタルソースを付けてお召し上がりください。