似鱚(にぎす) 【2025年10月7日放送】

似鱚(にぎす) 【2025年10月7日放送】

今回は、似鱚(にぎす)をご紹介します。

名前の由来はキス(鱚)に似ているところから付けられたと言われておりますが、実際は、キスとは全く違う魚です。北陸地方では目が印象的なところから、メギス(目鱚)とも呼ばれ、春と秋の2回の旬を迎えます。水深約100~200m位のやや深い海底に生息している為、底曳網で漁獲されます。

新潟では、7-8月が禁漁、9月から解禁となりますが、近年の海水温の上昇により今後の漁獲数量が心配されております。

新鮮なものは、目が澄んでいて表面の銀系の色がキラキラとしていますので、注意して選んでください。白身の淡白な味わいのニギスも、旬を迎えると程よく脂も乗りさらに身が柔らかくなります。非常に鮮度落ちが速い魚ですので、お早めにお召し上がりください。

 

 

撮影風景

撮影現場の裏側を少しご紹介します。

弊社 鮮魚 相田課長と、NHK新潟放送局の二瓶キャスターが出演しております。

 

  

 

 

 

番組内でご紹介した調理例

 

 

ニギスの塩焼き

 

脂ののった旬のニギスは、塩焼きで食べるのが一番美味しく頂けます。上越地方ではニギスをよく食べる地域で、塩焼きでよく食べられております。

焼く5~10分位前に魚の両面に塩をしてよくなじませます。水分が表面に出てきますので、キッチンペーパーで水気を取ってから魚焼き機に入れて塩焼きにすると美味しく食べられます。型の大きいものは脂の乗りも抜群!身も柔らかく大変美味しくいただけます。

鮮度が落ちると焼いたときお腹の部分が破けてしまいますので、なるべく鮮度の良い物を選んでください。

 

 

 

 

ニギスのフライ

 

白身の上品な味わいのニギスは、フライや天ぷらにするとより美味しく召し上がれます。

ニギスを軽く洗い三枚に下ろしたら軽く塩・を振って下味をつけておきます。小麦粉・溶き卵・パン粉を付けて180℃の油でカラッと揚げます。

 

ニギスは骨の多い魚ではありますが、小骨はフライにするとほとんど気にならなくなります。白身のふっくらとした上品な味わいをお楽しみください。

お好みで、お塩・ウスターソース・タルタルソースを付けてお召し上がりください。