社員インタビュー
仕入れから販売まで 一貫して手掛けられるのが この仕事の面白さ
仕入れから販売まで一貫して手掛けられるのがこの仕事の面白さ。加工して商品化したものを「これ、おいしいよね」と言われたとき、魚の品質が褒められたとき、プロとして大きなやりがいを感じます。
子どもたち、若者たちの魚離れと言われますが、おいしい魚を食べたらどんな人も魚を好きになります。おいしい魚を買って食べてみてほしい。自然の恵みである魚をもっとたくさん食べてもらえるよう、頑張っています。
1日のスケジュール
- 3:40
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出社
早番と遅番があり、早番は午前4:00〜午後1:50、遅番は午前7:00〜午後3:50です。
ハードルが高いと思われますが、すぐに慣れる人が圧倒的に多いです。
出社したらメールやFAXで来た注文などを確認します。
- 4:00
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市場業務
事務所から市場に降りてお客さまの対応をします。
冷塩部はセリではなく、相対で取引を行います。
終わったら再びオフィスでメールチェックなどを行います。
- 7:00
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朝食
朝ごはんはいくつかのメニューから選べます。当社自慢の福利厚生です。
- 8:00
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情報収集、商品オファー
メールや電話で情報収集をします。
魚の旬で四季を感じるのはこの仕事ならではですね。
- 10:00
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社外で商談
出張して現地に買い付けに行くことも多いです。
国内は八戸や北海道、国外はノルウェーや中国。見て食べて開拓するのが仕事ですから。
- 12:00
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帰社、翌日の準備
- 13:00
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退社
運動することが多いですね。平日はスポーツジム、休日の朝は走るなど。
現在、中高生の子どもたちとは生活時間帯が異なるので顔を合わせない日も少なくありませんが、子どもが小さかった頃は保育園のお迎えができました。
勤務時間を友人たちが理解してくれるので、会うのは休前日の火曜日や土曜日の夜が多いです。
大きいビジネスに関われるダイナミックさを感じる毎日
冷塩部でタラコやスジコの原料買い付け・販売を担当しています。午前2時半に起きて3時に出社。市場内での朝売り(営業・販売)は4時から始まります。市場に来たお客さまに対して商品を説明しながら販売するのが、私たちの提案営業。魚卵のプロである方々との対話は勉強になりますね。
その日に売れたものをチェックし、おいしい朝食を食べたら北海道、九州のメーカーさんに電話をかけたり、課内で情報交換をしたり。商談は県内どこへでも伺います。少し前になりますが、県内に数多くの店舗を持つスーパーマーケットさんと共同で、魚卵のオリジナル商品を開発することができました。
また、産地に足を運ぶのも大切な仕事。毎年米国シアトルに2週間ほど滞在し、タラコの原料であるスケトウダラのオークションに参加しています。60〜70社ほどの卸売・加工業社が参加し、クローズドで入札。需要と共有のバランスを考えながらの入札となります。
新潟の一企業が大きいビジネスに関われるダイナミックさを感じる毎日ですね。私のような若い世代を海外に送り出してくれる喜びは大きいです。
帰宅後は娘の育児をしたり、スーパーに買い物に行ったり。魚売り場見て回るときは「仕事の目」になっていますね。家で魚料理をするのは私の担当なんですよ。
1日のスケジュール
- 4:00
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出社
早起きは苦手じゃありません。午前2:30ごろ起きます。
- 5:30
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市場での営業・販売
朝売りは皆さんに市場に来てもらって、説明・提案する自由な売り方です。
その場で売った物をチェックし、事務所でパソコンに入力します。
- 8:00
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朝食
おいしい朝ごはん。毎日刺身定食や海鮮丼などを食べているのは私たちくらいでしょうね。
- 9:00
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仕入・販売
朝食を済ませたら、北海道、九州のメーカーをメインに仕入れ販売をします。
課内の情報交換も大事です。
- 11:00
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打ち合わせ
商談は県内どこへでもいきます。スーパーに行くこともあります。
- 13:30
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退社
帰宅後は娘の育児をします。他のご家庭のパパより長く深く関われている自信があります。
子育て中に家庭の時間が取りやすいのは魅力的ですね。
趣味も魚で、家で熱帯魚を飼っています。
魚は育てるのも食べるのも大好きです。魚料理の日は私が腕を振るいます。
自分で仕入れて、自分で売って、結果を出す
学生時代に魚釣りが好きで、魚に関係する仕事につきたいと志望しました。入社以来ずっと鮮魚部です。
午前2時半に出社し、夜中にFAXやLINEで届いた注文を確認して売り場へ。既にトラックが来ていて、次々に荷物が運び込まれてきます。商品を確認したら1対1の相対販売。毎日違うものが入荷してくるので、ものを見ながら交渉することが多いですね。扱う魚はすべて頭に入っています。色々な魚を食べ比べることができ、とても楽しいです。
5時に鐘が鳴ったらせりの始まり。供給以上に需要が多い日は市場中が盛り上がってわーっとなりますね。せりが終わったら事務所に戻ってひたすら電話をします。荷物を送ってくれた方に「鮮度がよかった」「いくらで売れました」と報告したり、「今日は何が水揚げされましたか」と尋ねたりします。そこで翌日の入荷の段取りができたら、量販店さんや仲卸さんへ、明日の入荷情報などを作成して送ります。
荷主さん、漁師さんに会いに全国へ行くことも多いです。自分で仕入れて自分で売って結果を出す。そして、県民の皆さんに喜んでいただくのがこの仕事のやりがいですね。
退社後は自炊することも。市場で発泡スチロール箱に入っていた魚が売り場でどう売られているかを見るのも仕事ですね。
※インタビューコメント内の部署名称はインタビュー当時のものです。(2020年11月頃)
1日のスケジュール
- 2:40
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出社
夜中に来た注文を確認し、売り場へ向かいます。
- 5:00
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競売
入荷量によりますが、30分~1時間程度せりを行います。
- 6:00
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販売結果のパソコン入力作業
競売・相対取引の販売結果を、パソコンに入力します。
- 7:00
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朝食
水産食堂で朝食をとります。食券が支給されているので、いつもここです。
- 8:00
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売り報告・集荷・案内作業
荷主様への市況報告・集荷のために電話をします。ひたすら電話です。
翌日来る荷物の段取りがついたら、入荷情報の資料などを作成し、各量販・仲買業者へ案内をします。
- 12:00
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退社
自宅では自炊したりお風呂に入ったり。
夕方水揚げのものもあるので、買い付けの電話をしたりもします。
就寝は午後7:00頃です。
学生時代に就きたい仕事を考えたとき、毎日スーツを着る仕事はしたくないな、と思っていました。
その点この新潟冷蔵は、現場と事務所の双方で働くので面白そうだなと。ただ、入社までどんな仕事をするのかよくわかりませんでした。実はそこも知りたいと思ったのです。
今は冷塩部でイカとサバをメインに扱っています。そのまま食べるのではなく、加工品の原料としての商材です。サバもイカも個々はみんな同じと思われがちですが、産地の違いや季節によって味は大きく変わります。見て食べて開拓する仕事といえるでしょう。
だから青森の八戸や北海道など産地に出張する機会は多いですね。サバの買い付けはノルウェーにも行きます。1週間ほど滞在して買い付けを行い、加工する工場があるアジアへは2泊3日くらいの日程です。魚を見る目だけではなく、人間関係も大事にしています。